第19回
地域包括ケアシステムにこころのケア専門職を


◆第19回北九州在宅医療・介護塾研修会
テーマ : 地域包括ケアシステムにこころのケア専門職を
主催 : 北九州在宅医療・介護塾
日時 : 平成31年1月25日(金曜)、午後7時~
会場 : 国立病院機構 小倉医療センター 地域医療研修センター 鴎ホール

第19回北九州在宅医療・介護塾 研修会が、1月25日(金曜)、国立病院機構 小倉医療センター 地域医療研修センター「鴎ホール」で、研修講師は真宗木辺派 大光山 常照寺 認定臨床宗教師 淺枝泰淳先生により、「地域包括ケアシステムにこころのケア専門職を ~臨床宗教師としての活動を通して~」をテーマにして、参加者32名によって開催されました。

淺枝先生は、若松区にある常照寺のご住職である傍ら、熊本地震以降に熊本県益城町木山・弘前仮設団地内カフェや、九州北部豪雨被災地福岡県朝倉市林田仮設団地内カフェ、そして戸畑リハビリテーション病院緩和ケア病棟で患者さんやご家族、看護師さんなどスタッフを対象にして“こころのケア活動”に取り組んでいます。

ところで臨床宗教師とは、宗教師本来の布教や伝導を目的としているのではなく、被災地や医療機関、福祉施設などの公共空間で“こころのケア”を提供する宗教者(ケア提供者)をいいます。そのため高度な倫理観を身に付ける必要があるとともに、当事者(ケアを要する対象者)の価値観や人間性を尊重し、同じ理念を持ち得た同志でチームを組んで協力し合いながら、仏教、キリスト教、神道など、さまざまな信仰を身に付けた宗教者としての経験を活用して、生きることによって生じた不安や苦しみ、悩み、思いなどを抱えている当事者に寄り添い、安心・安全に生きることができるための支援に取り組んでいます。

2018年3月に一般社団法人日本臨床宗教師会による「認定臨床宗教師」の資格制度がスタートしました。現在、日本臨床宗教師会員は福岡県では11名で、北九州・遠賀・筑豊地方では僅か3名(2017年時)という極めて少ない状況のようです。

今回の研修では、スピルチュアルペイン(=日常的に生じた不安や苦しみ、悩みなど)に対して行うスピリチュアルケア(=当事者の思いや考えなどについて話を聞いて貰って、当事者自身の自立精神再生を培うことを目的とする)と、宗教的・精神的ペイン(=「病気」などを患うことで生じた不安や苦しみ、悩み、思いなど)に対して行う宗教的・精神的ケア(=生きることの決断を神仏に委ねることを目的とする)の2つの“こころのケア”による「臨床宗教師の実践活動」から、事例や当事者と向かい合う際の基本姿勢の在り方について紹介がありました。


▼第19回参加者

▼会場の様子

アンケート結果▼ グループワーク▼

ー ご意見・ご感想 -
  1. ★★★★ より:

    グループワークはなかなか普段、家族以外の方と「死」について話し会う機会がないので、短いがとても良かった。淺枝先生の話も大変参考になりました。(管理栄養士)

  2. ★★★★ より:

    考えるきっかけになった。(一般市民)

  3. ★★★★ より:

    臨床宗教師の先生の死生観についての話を充分に傾聴し、本日参加して良かったです。人生の卒業式を終える時まで一生懸命生きていきたいです。(家族の会)

  4. ★★★★ より:

    医療者が何もかも背負うことはないということが解って肩の荷がおりた。(看護師)

  5. ★★★★ より:

    死について考える機会になりました。(作業療法士)

  6. ★★★★ より:

    臨床宗教師の方の話しを聴けただけでも満足出来ました。(草の根ネット)

  7. ★★★★ より:

    スピリチュアルについて学ぶ事が出来ました。言葉を拾い上げられるように研鑽していきます。ありがとうございました。(介護支援専門員)

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